2010年01月03日

「自然で楽なスキー」の展開


「自然で楽なスキー」は,重力活用によって可能となるシンプルな技術を基盤にしています。「自然で楽なスキー」はどのように展開するか説明しなさい。(教程;P49〜54)

 自然で楽なスキーの展開は、最初から「谷回り」の連続によるパラレルターンである。この「谷回り」の連続によるパラレルターンは粗野なものから精錬されたものへの展開である。
 粗野なパラレルターンは、ワイドスタンスによるもので、プルークのスタンスがはっきり現れることも否定するものではない。そして、前の「谷回り」が終わって、次の「谷回り」は、はっきりとしたニュートラル・ポジションから始まることが多い。この段階では、上体の緊張と必要以上に大きな身体運動によって重心移動が行われるのが特徴である。
 しかし、全体的な身体運動における無駄な動きが徐々に取り除かれ、明確な運動軸意識が形成され、精錬されたパラレルターンへと質的に向上する。とくに、内脚と外脚の協働にその特徴が見られる。結果として、自然で力みのないナチュラルスタンスが現れることになる。

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ステージ

本質的な指導は「運動の質的な内容を一貫する」という主旨から,本スキー教程では「ステージ」という表現を使用しています。五つのステージについて説明しなさい。(必携;P156〜158)

【ステージ1】(1)導入技術(2)平地での移動技術(3)傾斜地での移動技術(4)その他必要なプログラム リフト等の施設の利用方法、装備の点検(ウェアの着こなし等)、スキーヤーの注意義務を認識させる、マナーやルールの徹底
【ステージ2】各課題について「できる」から「うまくできる」というレベルに技能を高める段階(1)平地での移動技術(2)傾斜地での移動技術
【ステージ3】正確化された運動を「より自然に活用する」ということを目指す段階(1)平地での移動技術(2)傾斜地での移動技術
【ステージ4】一般スキーとレーシングスキーとの接点を取り扱う。
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三つの技術の具体的な内容

実地指導で扱う技術には,1)導入技術,2)平地での移動技術,3)傾斜地での移動技術の三つに区分することができます。三つの技術の具体的な内容について説明しなさい。(必携;P118〜141)

【導入技術】(1)用具の取扱い方(2)準備運動(3)自然な立ち方と原則的な動作(4)転倒時への対応
【平地での移動技術】(1)歩く技術(2)滑走する技術(3)方向を変える技術
【傾斜地での移動技術】(1)登る技術(2)滑降技術(3)制動技術(4)回転技術
posted by きん師匠 at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー指導員への道

運動技術の区分

技術指導の内容は,スキーヤーが身に付けておかなければならない行動の様式を整理し「技術の区分」として構成しています。運動技術の区分について説明しなさい。(必携;P113〜115)

(1)導入技術 バランスを保持することを基盤にして、スキーを操るための身のこなしについて学習していくこと。
(2)平地での移動技術 「歩行」、「滑走」、「方向転換」
(3)傾斜地での移動技術 「登る技術」、「滑り降りる技術」、「制動技術」、「実践的なターン技術」
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情報化への対応と情報の発信方法


スキー指導を取り巻く環境は大きく変化しています。今後のスキー指導は,成熟社会の「情報化」を視野に加えて対応することが必要です。情報化への対応と情報の発信方法について説明しなさい。(必携;106〜107)

 情報の知識化には、知識の入力、知識の蓄積、知識の出力の三段階があります。情報化に対応する「生き物」としてのスキー指導は、取り巻く環境から受動的に情報を受け入れるだけでなく、その環境に上方・知識を発信し、積極的に働きかけることが求められていると言えます。
 スキー指導を取り巻く環境の変化を受け入れて、受動的に対応する考え方(情報収集)から、変化する環境に働きかけ、能動的に対応する新しい考え方(知識発信)の方向を提案します。このことによって、スキー指導が直面する多様な問題に対して、生産的、創造的な解決を可能にすることが期待できます。たとえば、用具の研究開発の成果がスキー指導に影響すると考えるだけでなく、スキー指導の進化が新しい用具を必然とするような積極的な情報・知識の発信も考えられます。これからのスキー指導は、スキーヤーの潜在ニーズに働きかける指導内容、指導方法が重要視されるべきでしょう。
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指導展開中における具体的な安全対策

学習者が安全に安心してスキーが楽しめるよう,講習中の安全管理は指導者に課せられた責務です。指導展開中における具体的な安全対策について説明しなさい。(必携;P103〜105)

(1)服装、用具の点検
(2)学習者の個人的特性の把握→体力、健康状態、生活環境 スキー適応能力 スポーツ歴、スキー歴、指導受講の有無 スキー場での安全自己管理の知識と態度
(3)環境変化に対する配慮→充分なウォーミングアップなど
(4)学習環境の整備→指導内容による斜面の選択 滑降コースでの安全についての配慮
(5)指導中における学習者の掌握
(6)学習中における指導者の位置
【一列に並んでひとりずつ滑らせる場合】
列に並んで待機する場所は、コースの端を原則とする。
できるだけ他のスキーヤーが滑りこまない場所を選定する。
スタートを合図するときには、周囲の状況を判断したうえで行なう。
事前に停止位置を明確に指示する。
全員に説明するときも、要点を主体にあまり長くならないようにする。
指導者は学習者の安全確保のために、周囲の状況変化が察知でき、学習者に指示、伝達が行いやすい位置に立つ。
【トレーンで滑らせる場合】
指導者が先頭になり、安全への配慮をしながら、地形を巧みに利用して学習者をリードするのが原則である。
安全への配慮から、学習者のレベルに合せてスピードを一定に保ち、列が乱れないようにリードする。
学習者の順番を交替させる。
指導者は、後続の学習者の状態に注意を払う。
列が乱れたらストップして列を整える。
列を外したら、必ず列の最後につくように指示する。
コースには、スキーヤーが自ずから集まる地点がある。そういった箇所では停止せず、学習者が安全に通過するよう先導する。
狭い場所や、コースの中央では停止しない。
停止の方法は、前に滑った者の前を通過してから停止し後ろに並ぶ方法を原則とする。
停止したら人員の点呼をし、全員の安全を確認する。
(7)スキーを中止して休養させる配慮
学習意欲がなく、注意が散漫になっている。
身体に何らかの変調を感じたことを申し出た。
顔色が悪く、動きに緩慢さがみられる。
リフトに乗っていて、足に倦怠感があり、頻繁にあくびがでる。

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評価の基準


学習評価は,学習者に自分の現在の力を理解させ,学習の課題や練習方法を具体化させるために行います。評価の基準から区別される三つの評価法について説明しなさい。(必携;P96〜97)

(1)絶対評価→達成の可否 距離、時間、回数の尺度 理解、表現、巧みさなど、質的な深さ程度の尺度
(2)相対評価
(3)個人的評価→横断的(プロフィール的)評価 縦断的(進歩的)評価 

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具体的な指導計画

スキー学習は,多様な対象者に目的の達成に向けた意図的で計画的な活動です。そのため,実践にあたっては周到な計画が必要です。具体的な指導計画は三つありますが,どのような内容か説明しなさい。(必携;P90〜93)

(1)全体計画 一定の時間内に実施されるスキー学習の全体の計画
(2)単元計画 学習内容を有機的なひとつのまとまりとして設定した展開計画
(3)指導案(日案) 単位時間内での学習活動を綿密に具体化した計画

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指導展開での課題と指導者としての役割

指導場面では,指導者としての様々な役割を果たし,学習を進めるうえでの基本的な課題に対応しなければなりません。指導展開での課題と指導者としての役割について説明しなさい。(必携;P85〜89)

(1)学習の「めあて(技術的課題)」や「学習活動の方法」を具体的に理解させる。
(2)学習環境や条件を整備する。
(3)効果的な説明や発問の方法、解りやすい示範(デモンストレーション)を適用する。
(4)運動の出来栄えにあるようなフィードバックを与える。
(5)現在進行中の学習活動をどこでやめ、次の課題に移行するか的確な判断が必要である。
(6)常に良好な人間関係が保てるようにする。
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モチベーションの喚起と強化

主体的スキー学習の推進を目指すには,学習者に「やる気」を起こさせることが必要です。スキーに興味や関心を持たせ,モチベーションを高める手段について説明しなさい。(必携;P73)

 スキーへの導入には、「スキーをやってみよう」という興味や関心を持たせることが何よりも大切ですし(初発機能)、初級者には「スキーは楽しそう」という期待感を抱かせ、スキー学習を続けようとする意欲を起こさせ(指向機能)、スキーに対する要求も高くなる上級者には「スキー技術は奥深い」と認識できるようモチベーションを高める(強化機能)ことで、学習意欲を持続させる必要があります。
posted by きん師匠 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | スキー指導員への道