2016年10月15日

12.LPガス燃焼器の給排気

問1 LPガス用CF式燃焼器の排気筒に関して
イ 排気筒の口径は、有効に燃焼排ガスを輩出できることが確認できれば、燃焼器の接続部口径より縮小してもよい。

誤 排気筒の口径は燃焼器の接続部口径より縮小しないこと。

ロ 燃焼器に接続する排気筒の材料は、ステンレス鋼板SUS304またはこれと同等以上のものを用いることとされている。



ハ 一次排気筒は、燃焼器上部の排気ガスの出口から逆風止めの取付け部までの部分をいうが、これは燃焼器の一部であるから勝手に変更してはならない。



二 排気筒は、点検、維持が容易にできる天井裏であっても設置できない。

誤 排気筒を天井裏などの隠ぺい部に設ける場合は、点検ができるようにし、また修理や取替えに必要な範囲の隠ぺい部材の取外しができるように配慮すること。

問2 LPガス用燃焼機器について
イ RF式ガス燃焼器を屋外に設置した。

正 RFとはRoof Top Flue の略で屋外で使用する機器である。

ロ CF式ふろがまの逆風止めは、二次排気筒内に侵入してくる風を防ぎ、排気の逆流を防止する。

誤 逆風止めは一次排気筒内に侵入してくる風を防ぐ。

ハ 給排気方式で、開放燃焼式の略号は「FF」である。

誤 「FF」とは強制給排気式である。

二 CF式ふろがまの排気筒に塩化ビニルパイプを使用した。

誤 排気筒の材料としてはステンレス鋼板SUS404またはこれと同等以上のものを用いることとされている。

問3 LPガス用燃焼器の給排気方式について
イ FF式燃焼器は、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気用送風機で強制的に屋外に排出する方式である。

誤 FF式燃焼器は、給排気筒を外気に接する壁を貫通し屋外に出し、給排気用送風機により強制的に給排気を行うもので、燃焼用の空気を屋外からとる。

ロ RF式燃焼器は、燃焼器を屋外に設置し、給排気を屋外で行う方式である。



ハ CF式燃焼器は、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒を用いて自然通気力により屋外に排気する方式である。



二 FE式燃焼器は、給排気筒を外気に接する壁を貫通して屋外に出し、給排気用送風機により強制的に給排気を行う方式である。

誤 FE式燃焼器は、燃焼用空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気用送風機で強制的に屋外に排出するものである。

問4 LPガス用CF式燃焼器の給排気などについて
イ 燃焼器の一次排気筒の上に逆風止めを取り付けた。



ロ 燃焼排ガスは、ファンにより強制的にダクトを通じて屋外に排出される。

誤 CF式燃焼器とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒を用いて自然通気力により屋外に排出するものである。

ハ 燃焼に必要な空気は、屋外からダクトを通じて供給される。

誤 CF式の機構は燃焼用の空気を屋内からとる。

二 排気筒はドレンなどがたまりにくい構造とした。

正 排気筒の横引き部分は、外方に向かい1/50以上の上り勾配とするのがよい。

問5 LPガス燃焼器の給排気に関して
イ 開放燃焼式とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスをそのまま屋内に排出するものである。



ロ FF式とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気用送風機を用いて、強制的に屋外に排出するものである。



ハ BF-W式とは、給排気筒を外気に接する壁を貫通して屋外に出し、給排気用送風機により強制的に給排気を行うものである。

誤 設問の内容は、FF式(強制給排気方式)である。BF式(バランス式)は、給排気筒を外気に接する壁を貫通して屋外に出し、自然通気力により給排気を行う方式である。

二 FF式とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒を用いて、自然通気力により屋外に排出するものである。

誤 設問の内容は、CF式である。

問6 LPガスの燃焼器に関して
イ ガス消費量が12kw以下のガス瞬間湯沸器は、特定ガス消費機器に該当しない。

正 特定ガス消費機器とは、@ガスふろがま、Aガス瞬間湯沸器(ガス消費量が12kwを超えるもの)、B貯湯湯沸器・常圧貯蔵湯沸器(ガス消費量が7kwを超えるもの)、C前記の燃焼器および排気用送風機をいう。

ロ 屋内式ガス瞬間湯沸器や屋内式ガスふろがまは、消費生活用製品安全法に基づく長期使用製品安全点検制度の対象から除外されている。

誤 屋内式ガス瞬間湯沸器、屋内式ガスバーナ付ふろがまは、特定保守製品(特に危害を及ぼすおそれのある製品)とされ、長期使用製品安全点検制度の対象となっている。

ハ ガス機器防火性能評定品には、可燃物からの離隔距離を記した表示があり、その表示に従って機器を設置することができる。



二 特定ガス消費機器の設置後は、工事内容に応じて燃焼器本体や排気筒の見やすい位置に、所定の表示ラベルを貼付しなければならない。

正 特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律(特監法)により、規定されている。表示ラベルに記載する内容には、@工事事業者の氏名または名称および連絡先、A監督者の氏名、B資格証の番号、C施工内容および施工年月日などがある。
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11.LPガス燃焼器の安全装置

問1 家庭用LPガス燃焼器の安全装置について
イ 過熱防止装置は、燃焼器の本体の温度が過度に上昇し、火災の危険が生じる前にバーナへのガス通路を閉じる。



ロ 空だき安全装置は、ふろを空だきした場合に、ふろがまが損傷したり火災などの危険が生じる前にバーナへのガス通路を閉じる。



ハ 温度制御機能付きこんろの天ぷら油火災防止機能は、天ぷら油が自然発火する温度に達する前に自動的にガスを止めるものである。



二 立ち消え安全装置は、点火ミスや吹き消えなどによるLPガスの流出を防止する。



問2 家庭用LPガス燃焼器の安全装置について
イ 立ち消え安全装置は、点火時や再点火時の不点火、吹消え、立消えなどによる生ガスの流出を防止するものである。

正 立ち消え安全装置は、不点火や吹消え等による生ガスの流出を防止することを目的とし、検出部として熱電対やフレームロッドが用いられている。

ロ 不完全燃焼防止装置の検知部に用いられる主な素子材料には、熱電対とフレームロッドがある。



ハ 過熱防止装置は、浴槽に水がない場合に、ふろがまのバーナへのガス通路を開けないことで空だきを防止する安全装置である。

誤 過熱防止装置は燃焼器本体の温度が過度に上昇したり、まあ火災の危険が生じる前に、バーナへのガス通路を閉じる安全装置で、温度ヒューズやバイメタルが用いられている。なお、設問の安全装置は空だき防止装置である。

二 ガスこんろのてんぷら油火災防止機能は、てんぷら油が自然発火する約370℃の温度に達する前の約250℃になると警報音を発するものである。

誤 てんぷら油火災防止機能の温度センサは、鍋底の温度を感知して、てんぷら油が自然発火する約370℃に達する前の約250℃になると作動し、自動的にガスを止め、てんぷら油火災の発生を防止する。

問3 家庭用LPガス燃焼器の安全装置に関して
イ 立ち消え安全装置は、点火時や再点火時の不点火、吹消えなどによる燃焼器からのLPガスの流出を防止するために有効である。



ロ ふろがまには、空だき安全装置を取り付けることが義務づけられている。



ハ 解放式瞬間湯沸器の不完全燃焼防止装置は、熱交換器のフィン詰まりや換気不良による室内の酸素濃度の低下などによって、バーナが不完全燃焼すると自動的にガスを遮断する安全装置である。



二 ふろがまの過熱防止装置とは、逆風止めの逃げ口から燃焼排ガスが流出した場合に、自動的にバーナへのガス通路を閉じる安全装置である。

誤 過熱防止装置とは、燃焼器本体の温度が過度に上昇したり、また火災の危険が生じる以前に、バーナへのガス通路を閉じる安全装置である。設問が「過熱防止装置」でなく「燃焼排ガス流出安全装置」であれば、正しい。

問4 家庭用LPガス燃焼器の安全装置に関して
イ ガスふろがまには、立消え安全装置を取り付けることが義務づけられているが、瞬間湯沸器には立消え安全装置の取付けは義務づけられていない。

誤 「ふろがま」および「湯沸器」には、立消え安全装置を取り付けることが義務づけられている。

ロ 開放燃焼式瞬間湯沸器の不完全燃焼防止装置は、換気不良による室内の酸素濃度の低下などによって、バーナが不完全燃焼した場合にバーナへのガス通路を閉じるものである。



ハ 温度ヒューズ式の空だき防止装置は、浴槽内の水がなくなると、水バタフライが自重によって下がることによりリードスイッチがOFFとなり、自動的にガスを遮断する安全装置である。

誤 「温度ヒューズ式」は、炎あふれなどにより、温度ヒューズ取り付け部分の雰囲気温度が異常に上昇した場合に、ガス通路を遮断する安全装置である。設問が「温度ヒューズ式」でなく「流水スイッチ式」であれば正しい。

二 点火時に不点火や吹消えなどによるLPガスの流出を防止するための立消え安全装置には、フレームロッド式や熱電対式のものがある。



問5 LPガス燃焼器の安全装置について
イ 立ち消え安全装置は、点火時や再点火時の不点火、吹消え、立消えなどによる生ガスの流出を防止する目的で燃焼器に取り付けられている。



ロ 現在生産されているふろがまには、すべて空だき安全装置が取り付けられている。



ハ 調理油過熱防止機能は、湯温がおよそ250℃になると自動的にガスを止め、調理油が自然発火温度に達するのを防ぐものである。

正 てんぷら油の発火温度はおよそ370℃である。この機能はおよそ250℃になると作動して自動的にガスを止めて、てんぷら油火災の発生を防止する。

二 屋外用給湯機に内蔵されている電気ヒータは、厳冬期に給湯機内部にの残留水の凍結を予防する目的で取り付けられている。

問6 家庭用LPガス燃焼器の安全装置に関して
イ フレームロッド式の立消え安全装置は、炎の導電性と炎の整流性を利用してパイロットバーナの炎の検知を行う方式である。

正 炎が正常な場合は、フレームロッド(火炎検出器)で発生した整流信号を増幅して電磁弁を作動させ、ガス通路を開く。熱電対式と比べて応答速度が速い。

ロ 不完全燃焼防止装置が作動する原因の1つに、熱交換器のフィン詰まりが発生した場合がある。

正 開放燃焼式瞬間湯沸器の不完全燃焼防止装置が作動する原因には、@換気不良による室内の酸素濃度の低下、A熱交換器のフィン詰まりなどがある。

ハ CF式ふろがまの空だき安全装置は、逆風止めからの燃焼排ガスの逆流を検知した場合にバーナへのガス通路を遮断する安全装置である。

誤 設問の内容は、CF式ふろがまの不完全燃焼防止装置のことである。空だき安全装置とは、ふろがまが空だきした場合にふろがまが損傷したり、火災などの危険が生じる以前に、バーナへのガス通路を閉じるものである。

二 ふろがまには、立消え安全装置を取り付けることが義務づけられているが、空だき安全装置を取り付けることは義務づけられていない。

誤 ふろがまには、立消え安全装置および空だき安全装置を取り付けることが義務づけられている。

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10.LPガスの燃焼

問1 LPガスの燃焼について
イ 燃焼器によりLPガスを完全に燃焼させるには、理論空気量に加え過剰空気が必要である。



ロ ブンゼン燃焼において、ノズルから噴出したガスの圧力により、バーナの混合管内に吸い込まれる空気を二次空気という。

誤 これを一次空気という。

ハ ブンゼン燃焼において、リフティング状態からさらにガスの噴出速度を増していくと、炎は吹き消えてしまう。この現象をブローオフという。



二 ブンゼン燃焼において、イエローチップ(赤黄炎)は一時空気の不足によって発生する。



問2 家庭用LPガス燃焼器におけるLPガスの燃焼について
イ ガスの燃焼方式は、ブンゼン燃焼をはじめとして複数あるが、いずれの方式も一時空気と二次空気を必要とする。

誤 全一時空気式燃焼の場合は一時空気のみで燃焼し、全二次空気式燃焼の場合は二次空気のみで燃焼する。

ロ 燃焼器によりLPガスを燃焼させる場合、理論空気量の空気が供給されれば、過剰空気は必要ない。

誤 燃焼器によりLPガスを燃焼させるときには理論空気量に加え、さらに20〜100vol%の過剰空気が必要である。

ハ リフティングとは、炎がバーナから浮き上がって燃える現象をいう。

正 リフティングは炎がバーナから浮き上がって燃える現象で、炎口からのガスの噴出速度が燃焼速度より速くなった場合に起きる。

二 イエローチップとは、一時空気が不足して炎の先端が赤黄色になって燃えている現象をいう。



問3 LPガスの燃焼に関して
イ 全一次空気式燃焼は、燃焼に必要な空気の全部を一次空気として吸引し、あらかじめ混合管の中でLPガスと混合して燃焼する方式である。

正 赤外線ストーブなどが全一次空気式燃焼に該当する。

ロ ブンゼン燃焼は、空気口から燃焼に必要な空気の一部を吸引するとともに、炎の周囲から拡散によって空気を取り入れて燃焼する方式である。



ハ イエローチップ(赤黄炎)は、一時空気が極端に過剰となった場合に起こる現象である。

誤 イエローチップは、一次空気が不足したときに起こりやすい。

二 フラッシュ・バック(逆火)は、一次空気のダンパ(空気調節器)が閉じすぎて一次空気の吸引量が少なすぎ、混合ガスの燃焼速度が遅くなった場合に起こる現象である。

誤 フラッシュ・バック(逆火)は、炎口からのガスの噴出速度よりも、燃焼速度が速くなったとき、あるいは燃焼速度が一定でも、噴出速度が遅くなったときに起こる現象である。

問4 LPガスの燃焼について
イ 一次空気が不足して炎の先端が赤黄色になって燃えている現象をイエローチップという。



ロ ガスは空気と十分混合して燃えれば完全燃焼するが、その場合でも、炎が低温のものに触れると炎の温度が下がり不完全燃焼を起こすことがある。



ハ ブンゼン燃焼方式で完全燃焼したときの外炎の温度は、最大でおよそ700℃である。

誤 ブンゼン燃焼では外炎において二次空気と接触することでガスの完全燃焼が達せられ、その温度は約1300℃となる。

二 フラッシュバック(逆火)は、炎がバーナ内に戻る現象で、炎口からのガスの噴出速度よりも燃焼速度が大きくなったときなどに起こる。



問5 LPガスの燃焼に関して
イ 常温、大気圧の空気中におけるプロパンの爆発範囲(燃焼範囲)は、2.1〜9.5vol%である。

正 なお、ブタンの爆発範囲は、1.8〜8.4vol%である。

ロ LPガスの燃焼では、必要量の空気がない場合、あるいは空気との接触や混合が不十分である場合には不完全燃焼が起こる。

正 不完全燃焼の原因は、@空気との接触、混合が不十分、A必要量の空気がない、B燃焼排ガスの排出がスムーズでない、C炎の温度が下がるなどである。

ハ リフティング(煽火)とは、炎口からのLPガスの噴出速度が燃焼速度よりも速くなり、炎がバーナより浮き上がって、ある距離をへだてた空間で燃える現象である。

正 「噴出速度 > 燃焼速度」であれば、リフティング。

二 フラッシュバック(逆火)とは、炎がバーナ内に戻る現象で、炎口からのLPガスの噴出速度よりも、燃焼速度が速くなったとき、あるいは燃焼速度が一定でも、噴出速度が遅くなったときに起こる現象である。

正 「噴出速度 < 燃焼速度」であれば、フラッシュバック。

問6 LPガスの燃焼に関して
イ 標準状態において、プロパン1㎥を完全燃焼させるために必要な理論空気量はおよそ24㎥である。

正 プロパン1molの理論空気量は、約24mol(約24倍)、ブタン1molの理論空気量は、約31mol(約31倍)である。

ロ 一般に燃焼器によりLPガスを燃焼させる場合には、理論空気量の20〜100%の過剰空気が必要である。



ハ 常温、大気圧、空気中におけるプロパンの爆発範囲(燃焼範囲)は、およそ4.0〜75.0vol%である。

誤 プロパンの爆発範囲(常温大気圧)は、2.1〜9.5vol%である。

二 セミブンゼン燃焼とは、ガスをそのまま大気中に噴出して燃焼させる方式で、燃焼に必要な空気は、すべての炎の周辺から拡散によって供給される。

誤 セミブンゼン燃焼とは、一次空気率が約40%以下であり、内炎と外炎の区別がはっきりしない燃焼方式である。設問の燃焼方式は、全二次空気式燃焼(赤火燃焼)である。
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