イ パイプロケータは、埋設管の位置及び深さを確認するために用いられる。
正
ロ CO濃度測定器は、密閉式燃焼器を対象に排気ガス中のCO濃度の測定に使用される。
誤 CO濃度測定器は解放式燃焼器などの排ガス中のCO濃度を測定することに使用される。精度よく安定した測定値を得るため十分な保守管理が必要である。
ハ 接触燃焼式ガス検知器の目盛は、LPガスの爆発上限界を100として、100から0までの間を20等分したものが用いられている。
誤 接触燃焼式ガス検知器の目盛は、LPガスの爆発下限界を100として、100から0までの間を20等分したものが用いられている。
二 半導体式ガス検知器は、主に微少漏えい個所を発見するために使用される。
正 このセンサは高感度のため低濃度の測定に適している。
問2 LPガス保安用検査機器に関して
イ マノメータは精度も高く故障も少ないので、機械式自記圧力計の比較検査に使用した。
正 機械式自記圧力計の比較検査は6か月に1回以上実施する。
ロ 低圧配管の気密試験に用いる機械式自記圧力計の比較検査を行った結果、0.3kPaの誤差があったので修理をメーカに依頼した。
正 機械式自記圧力計は、0.2kPaを超える誤差のあるものは不合格とし、修理等必要である。
ハ 現在、多く使用されているガス検知器には、接触燃焼式と半導体式がある。
正
二 パイプロケータは、金属製埋設管の位置(場所と深さ)を判別することができる。
正
問3 LPガスの保安用検査機器について
イ 接触燃焼式ガス検知器を用いて大気中に漏えいしたLPガスの濃度を測定したときに、その測定値が10%LEL(Lower Explosion Limit)を示すと、LPガス濃度は10vol%である。
誤 プロパンガスの燃焼下限界値は2.1%、ブタンは1.8%であるから、空気中におけるLPガス濃度はプロパンの場合2.1×10%=0.21vol%、ブタンの場合1.8×10%=0.18vol%であることを示すことから、設問の10vol%とはならない。つまり爆発する。
ロ マノメータは、低圧専用の圧力計であって、精度が高く故障も少ないので、機械式自記圧力計の比較検査にも使用される。
正
ハ 機械式自記圧力計は、LPガス配管の気密試験と漏えい試験、および調整器の検査に用いられる。
正 機械式自記圧力計は、圧力およびその時間的変化を記録するために利用され、LPガス配管設備の気密試験、漏えい試験、調整器の検査などに用いられる。
二 パイプロケータは、地中に埋設された配管の漏えい個所を確認するために固い表土を貫孔する工具である。
誤 パイプロケータは、地中に埋設された金属配管の位置(場所・深さ)を、電磁波を発し確認する機器である。固い表土を貫孔する工具は、ボーリングバーである。
問4 LPガス保安用検査機器に関して
イ 電気式ダイヤフラム式自記圧力計には、印字プリンタを内蔵するものや測定データを圧力計内部に記録するものなどがある。
正
ロ 半導体式ガス検知器には、一般にガス濃度を表示する目盛が付いており、LPガスの爆発下限界(LEL)を100として、100から0までの間を20等分した目盛が用いられている。
誤 一般にガス濃度を表示する目盛が付いているのは接触燃焼式ガス検知器であり、半導体式ガス検知器は音響とランプでガスの存在を知らせてくれる。設問が「半導体式」でなく「接触燃焼式」であれば正しい。
ハ ボーリングバーは、埋設管の位置を確認するために用いられる。
誤 ボーリングバーは、埋設された配管の漏えい試験をするために地表面に穴を開けるものをいう。設問が「ボーリングバー」でなく「パイプロケータ」であれば正しい。
二 パイプロケータは、U字型に曲げたガラス管内に水を入れたもので、自記圧力計の比較検査などに使用される。
誤 パイプロケータ(埋設管検知器)は、電磁波を使用して金属製埋設管の位置(場所と深さ)を判別するもの。設問が「パイプロケータ」でなく「マノメータ」であれば正しい。
問5 LPガス保安用検査機器について
イ 半導体式ガス検知器は、センサが低濃度のガスにおいて高感度であるため微小のガス漏えい検知用に適している。
正 この半導体式センサは低濃度で高感度のため微小漏えい検知に適している。
ロ ボーリングバーは、埋設された配管の位置を確認するために使用される。
誤 ボーリングバーは地中に埋設された配管のガス漏えいの有無を調べるため、固い表土を貫孔するための機器である。貫孔した後、嗅覚棒を用いてにおいで、またはガス検知器を用いて漏れたガスの有無を確認する。
ハ LPガス設備に、最大目盛が常用の圧力の2倍のブルドン管圧力計を取り付けた。
正 圧力計は最大目盛が原則として常用の圧力の1.5倍以上2倍以下のものが適当である。
二 電気式ダイヤフラム式自記圧力計は、マノメータや機械式自記圧力計よりも精度が高い機器であるため温度変化は無視して測定できる。
誤 この機器は精密機械であるので測定するガスの温度における影響を受けやすいので温度変化に対する注意が必要である。
問6 LPガス保安用機器に関して
イ 気密検査用の電気式ダイヤフラム式自記圧力計は、12か月に1回以上マノメータなどと比較検査を行って、合格することを確認しなければならない。
正 電気式ダイヤフラム式自記圧力計は、気密試験用の場合、最低圧力が2.0kPa以上、最高圧力が8.4kPa以上10kPa以下の範囲において、マノメータと比較検査を行い、0.03kPaを超える誤差のあるものは不合格となる。
ロ 半導体式ガス検知器は、音響とランプで漏れたガスの存在を知らせてくれる。
正 半導体式ガス検知器は、音響とランプでガスの存在を知らせてくれるので、微少漏えい個所を探知しやすい。
ハ ボーリングを行う場合、図面上で埋設金属管の正確な位置が不明確なときは、パイプロケータにより埋設金属管の位置を確認する。
正
二 マノメータに入れられた水がガスと接する面は、凸面になる。
誤 U字管内の液体が接する面は、水の場合には凹面となる。なお、水銀の場合には凸面となる。
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