2016年10月11日

7.LPガス用配管材料


問1 LPガス設備に用いられる配管材料等について
イ 充てん容器と単段式調整器の接合に、継手金具付高圧ホースを使用した。

正 継手金具付高圧ホースは2.6MPa以上の圧力で行う耐圧試験などに合格している。

ロ 配管用フレキ管は、高圧配管用として開発された可とう性のある配管材料である。

誤 低圧配管用として開発された可とう性のある配管材料である。

ハ 伸縮継手は、地盤沈下が予想される地域で建物などの引込管の立ち上がり部で使用する。

正 地盤沈下が予想される建物への使用には有効である。

二 圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)は、同一呼び径の場合、そのスケジュール番号が小さいほうが肉厚が厚く、耐圧機能も優れている。

誤 STPGは、同一呼び径の場合、そのスケジュール番号が大きい方が肉厚で、耐圧機能も優れている。例えば、20Aの場合、外径は27.2mmであってもスケジュール40の肉厚は2.9mm、スケジュール80の肉厚は3.9mmである。

問2 LPガス用配管材料等について
イ プラスチック被膜鋼管を埋設部に使用した。



ロ 金属フレキシブルホースを、末端ガス栓とストーブなどの移動式燃焼器を接続するのに用いた。

誤 金属フレキシブルホースは主に固定式燃焼器の接続に用いるもので移動式燃焼器具の接続には配管割れを起こす可能性があり好ましくない。

ハ ヒューズガス栓は、作動設定流量によりLPガス消費量が10kw以下のものと15kw以下のものがある。



二 ガス用ポリエチレン管を、屋外露出部の配管に使用した。

誤 ガス用ポリエチレン管は熱や直射日光に弱く、鋼管に比べて引張強さや直射日光に弱く、鋼管に比べて引張強さや衝撃強度がはるかに小さい。低圧部であって原則として30cm以上の深さの埋設部に使用し、屋外露出部の配管材料などには使用を禁じられている。

問3 LPガス設備に用いられる配管材料等について
イ 配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、「ガス管」とも呼ばれ、中圧部と低圧部に用いられている。



ロ 充てん容器と単段式調整器の接続に、継手金具付高圧ホースを使用した。



ハ 配管用フレキ管は、さや管を用いることなく埋設部に使用することができる。

誤 埋設部に設置する場合には、さや管による防護措置が必要である。

二 大型給湯器と末端ガス栓との接続に低圧ゴム管を用いた。

誤 低圧ゴム管は末端ガス栓と移動式燃焼器を接続する場合に限って使用される。

問4 LPガス用配管材料に関して
イ 低圧配管用継手付金属製フレキシブルホースは、ステンレス鋼板などで制作されたフレキシブルチューブに、ステンレス鋼線製などのブレードを施したものであり、地盤沈下対策などのために低圧配管に用いられる。



ロ 圧力配管用炭素鋼鋼管の管の呼び方には[A呼称]と[B呼称]があり、A呼称で20Aの管の外径とB呼称で1/2Bの管の外径は同じである。

誤 A呼称で20Aの管は、B呼称で3/4B、B呼称で1/2Bの管はA呼称で15Aであり、外径も異なる。

ハ 埋設鋼管において、ねじ込み継手の組合せにより管系統に可とう性をもたせておくために、継手に使用するシール剤に不乾性のものを使用した。

正 振動や衝撃に耐えて気密が保てるようにするためには、乾性のものは使用できない。

二 ガス用ポリエチレン管を、壁・床などの内部の低圧配管に使用した。

誤 ガス用ポリエチレン管(PE管)は埋設部専用であり、露出部および壁・床などの内部への使用は禁じられている。

問5 LPガス用配管材料について
イ 集団供給設備の高圧部の配管に圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)を使用した。



ロ 湯沸器と末端ガス栓との接続にゴム管用口接続形迅速継手を用いた。

誤 固定燃焼器と末端ガス栓との接続には、金属フレキシブルホースや燃焼器用ホースなどを使用する。

ハ 埋設部の配管材料としてガス用ポリエチレン管を使用した。

正 ガス用ポリエチレン管は腐植のおそれはほとんどなく、可とう性があるので埋設管に使用される。しかし、熱や直射日光(紫外線)に弱いので屋外の露出配管などへの使用は禁じられている。

二 埋設部のマクロセル腐植を防止するため、電気的絶縁継手を埋設管の立上り部と鉄筋コンクリート建物への引込部との間の地上配管部分に取付けた。



問6 LPガス配管材料について
イ ガス用ポリエチレン管は、熱や直射日光に弱いなどの理由で、屋外露出配管への使用は禁じられているが、可とう性があり、腐食おそれがほとんどないことから埋設部への使用に適している。



ロ 金属フレキシブルホースは、主に末端ガス栓と湯沸器などの固定式燃焼器とを接続するために用いられる。



配管用フレキ管を床下の露出部に敷設する場合には、さや管による保護措置を講じなければならない。

誤 配管用フレキ管でさや管を用いる場所は、埋設部のみである。床下の露出部にはさや管による保護措置を講じなくても良い。

二 プラスチック被膜鋼管とは、鋼管を腐食環境と電気的に絶縁するために、鋼管にプラスチックを被膜したもんであり、被膜するプラスチックには塩化ビニルなどがある。

正 被膜するプラスチックには、塩化ビニルのほか、ポリエチレン、ナイロンなどがある。

posted by きん師匠 at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 高圧ガス第二種販売主任
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